高松市の現場で床断熱の工事が進んでいます。
今回のポイントは冬に冷たい思いをしないために
・断熱材を分厚くいれる(150mm)
・断熱材の入っていないところを少なくする(ヒートブリッジを極少に)
・もちろん気密の確保(気流止めはもちろん)
・静止空気層の確保
というポイントを抑えた設計と施工をしています。
大引き間タイベックにて防風層をとります。
GW32Kだととらなくても欠損はないとのことですが、やはり欲しいです。
将来床下に潜ったときも大変そうですし。
大引きとタイベックはテープ処理して気密を確保します。
床下の空気が壁体内に入らないように、気流止めしています。
専用の金物を取り付けて、グラスウールボードを大引き間に充填していきます。
そして、直交方向に根太を打ち、さらに断熱材を入れます。
そのことによって、ヒートブリッジは大引きと根太が交わる部分だけになります。
根太レス合板で、大引き間のみ石油系の断熱材を入れることがほとんどだと思います。
それだと大引きが木熱橋になってしまいます。
香川でも極寒期だとフローリングの上から大引きがわかることがあるかもしれません。
昔ながらの根太工法はヒートブリッジを減らすのに効果的です。
また、LCCMの観点では繊維系の断熱材を使いたいと個人的には思います。
λ的には劣りますが、ヒートブリッジを少なくする納まりや、厚さを確保することによってR値は確保できます。
お施主さまにあたたかい床を喜んでもらえたらとてもうれしく存じます。
丁寧な断熱・気密施工をしてくれている監督と大工さんには感謝です。