ドイツの環境首都と呼ばれるフライブルク市在住のジャーナリスト村上敦さんのクラブヴォーバン勉強会、その2です。
とてもすばらしく濃く内容だったので、どうしてもご紹介したいですし、一回で書ききれません。
再生化のエネルギーとは?おさらいです。
・陸上風力発電
・洋上風力発電
・太陽光発電(PV)
・バイオマス発電
・水力発電
・地熱発電
が主なところになります。
ドイツでは再エネ推進前1990年には水力の3%だけだったのが、今では全電力の1/3が再生可能エネルギーになっています。
国土の高低差があまりないドイツでは水力発電は伸び代がありません。
伸びているのは
PV(太陽光発電)
風力発電
バイオマス です。
100%へのシナリオでは、資源に限りのあるバイオマスの設備利用率を下げるようになっているとのことです。
バイオエタノールのためにトウモロコシがなくなる、なんて事件もありましたよね。
現状でも再生可能エネルギーがメイン電源で、火力・原子力がバックアップで調整しているのを、脱化石・脱原子力しバイオマスで調整するように計画されています。
私もこれまで知らなかったのですが、ドイツでは火力・原子力がメイン電源ではないという事実を知らない方は知っていただきたいと思いました。
また、ドイツの若い人の80%は再生可能エネルギーの更なる推進と、省エネ化を希望しているというアンケートもあるそうです。
村上さんはこれを「歴史上稀に見る壮大な世直し計画」と呼ばれていました。
日本では大人・・・政治家でも???な感じですが、こういう発信を通じて事実を知っていただき、微力ながら貢献できるとうれしく存じます。
日本も出来るはず。 (つづく)