今回のお家は「松前パッシブハウス~大間の家」です。
パッシブハウスジャパン代表理事でもある、キーアーキテクツ森さんの設計で、パッシブハウスの認定申請中の物件です。
(PUREさんでは3棟目のパッシブハウス認定物件予定)
この建物は断熱や気密性能だけを追求したのではなく、極力外部のエネルギーに頼らず、材料は土にかえる素材で創られています。
地盤補強は「木杭」が使われており、断熱材も「木の繊維」が使われています。
お庭に太陽熱温水器、屋根に小規模な太陽光発電システムが見えますね。
↑は薪調理器。
(森さんによるとイタリアで流行っているそうです)
調理と暖房であまった熱で温水を作ります。
そのお湯は↓のタンクにためられ、お風呂やキッチンの給湯や暖房に使われます。
ガス給湯器は完全に脇役で、ほとんどガスは使わず、太陽のエネルギーとバイオマスでまかなえるとのことです。
将来的には蓄電池を取り入れたら、オフグリッドが成立する準備ができています。
他にも土壁の採用等、さまざまなチャレンジがなされており、松山パッシブハウスに続き世の中を牽引してくれる建物に思いました。
(サッシはUNILUX)
私もいろんな意味でとても勉強になり、刺激がもらえる二日間でした。
ありがとうございました。
PS 大間の家製本図面まで頂き、感激と思い出になりました