梅雨も明け、夏本番になりました。
ブログも順調に滞っています・・・・
先日お邪魔したお客さまのお家。(高松市の鉄骨2階建ての2階)
晴天の真昼間でした。
「昼間は全然エアコンがきかないんです・・・」
たまたま持っていたサーモカメラで天井をパチリ
(掲載は許可をいただいております)
サーモカメラでは目で見えないものが見えます。
↓こんな感じでした。
普通の壁は約33℃なのですが、最大約40℃になっています・・・
ここから熱が侵入+ポカポカ輻射熱が来ている状態でした。
これではいくらエアコンで冷やしても涼しくなりません。
残念ながら部屋の中にエアコンとストーブが同時に稼働している状態です。
天井の鉄骨の下地がはっきりと見えています。
この部分には断熱材が入っていないんですね。
これを「ヒートブリッジ」、日本語で「熱橋」といいます。
読んで字のごとく「熱の橋」。
こういう熱橋を少なくする設計、納まりによって随分と快適性が変わってきます。
ヒートブリッジが生じやすいのは
・基礎と土台のとりあい
・サッシ廻り
・胴差部分
・屋根と外壁の取り合い
・金物
になります。
まじめな施工者や設計者は日々熱橋を減らす工夫に取り組んでいます。
PS ちなみに熱橋がない家は一色で面白くないサーモ写真になります(笑)