樹脂とアルミの複合サッシでUw=1.05を誇るリクシル社のサーモスX。
サーモスXを使用する物件の外皮計算をする機会があったので、それぞれのサイズの性能を調べてみました。
最近は便利になって、ホームページにまとめてくれています。
以前、ブログにも樹脂サッシとの比較について書きましたが、気になるところです。
↓がwind-eyeで計算されたUw値の一覧です。
1間の掃き出しの引違サッシがUw=1.48程度。
FIXの1間の2mのサッシはUw=0.95程度。
ナカナカ良好な数字です。
小さなサッシはどうでしょう。
W600×H300の引違は、Uw=2.57。
やはり枠の熱貫流率(Uf値)が悪いのでガラス面積が小さくなると如実に出ているようにみえます。
サッシの性能表示★★★★の要件が2.33以下なので、トリプルガラスでもクリアできていないサイズもあるということです。
デザインとバランスを取りたい方にとっては、とてもいい選択肢のサーモスX(トリプルガラス仕様)。
しかし、Uw=1.05だけを信じてサイズによってはこういうことがあるのを理解して使用したいものですね。
決してサーモスXを否定しているわけではありませんので、あしからず。