9月の話なのですが、リクシル社より新しい換気装置が発売されました。
先日、メーカーさんが開発された方も含めて説明に来てくださりました。
OEMじゃなくて自社開発だそうです。
ダクトレスの換気装置ですが、ヴェントサンに代表されるタイプとはまた違うコンセプトです。
※画像はリクシル社HPより
わかりやすい違いは空気清浄機能がついているということでしょうか。
空気清浄+換気を行うので、一酸化炭素や窒素酸化物も除去できるとメーカーは主張します。
本体内に2つのファンがついており、給排気を行います。
なお、外部との貫通部は2層管を使うことにより1ヶ所、リフォームしやすい設計になっています。
↓下のイメージのように、本体上部より室内に新鮮な空気を送り込み、下部より汚れた空気を排出するという仕組みになっています。
熱交換率は87%とナカナカなものです。
ちなみに全熱交換型です。(熱交換素子はR社の信頼できるものを使用)
価格的には定価で本体が17万程度。
空気清浄機+換気装置を据えるより、安い上に見た目もすっきり納まるということですね。
結論として、リフォームにはとても良い商品と思いました。
開放式のストーブを使っていて、寒くて換気していないお家、たくさんあるでしょうから。
エアマイスターだと、換気しても寒くなりづらいですし、外気を導入してもPM2.5も入ってきません。
また、運転音もとても静かです。
新築に適用するには、用途が限られると思います。
1台で換気ができる面積は19畳。(40m3/h)
給気(SA)と排気(RA)が同じ場所にあるので、複雑な空間では実際隅々まで空気を動かすのは難しいと思います。
個室は小さくてもそれぞれ換気装置が必要ですし、トイレにも局所換気が必要です。
全熱タイプなので、浴室等の湿度が多い場所には向きません。
床下も難しいでしょう。
ということで、個室で匂いが気になる部屋に使う、というのがやはり最適だと思います。
ペットやタバコ等でしょうか。
既存の日本製局所換気より、高性能なのは間違いないです。