基礎断熱、シロアリはどこからやってくる?

またまた、日経ホームビルダー「初めての基礎断熱 ココが危ない!」ネタです。

基礎断熱が当たり前になっていたのワタシにとって、先日お客さまから頂いた「基礎断熱のメリットは?」という言葉にハッとなりました。


↓ONOHARA TOCOHARU-HAUSの基礎(防蟻EPS t=100)


基礎断熱のデメリットの一つにシロアリがあります。

断熱材はシロアリが好み蟻道ができやすいのです。


さて、どこからシロアリはやってきているか、とてもわかりやすい図が掲載されていました。



シロアリはコンクリートも食ってくると言われていますが、やはり配管の貫通部からの進入がおおいとのことです。

また、その経路は地中の断熱材の裏側からということで、基礎「外」断熱だと発見しづらいわけです。

配管貫通部はシール処理が欲しいですし、できれば防蟻のシール材を使うことをオススメします。


では、基礎「内」断熱だと安全なのでしょうか?


 

やはり「配管貫通部」と基礎の「打ち継ぎ部」等の入りやすいところからの進入がおおいようです。

これを見ると、基礎「内」断熱や「床」断熱だから貫通部の処理はいらないというのは、危険な判断というのがよくわかりますね。

程度問題ですが、基礎内の断熱材も防蟻タイプのほうがより安心かもしれません。

 

基礎断熱、シロアリ処理や熱橋の処理等々とても奥が深いです。

日々勉強しないと・・・