先日お客様と一緒に燃費計算をする機会がありましたので、ブログでご紹介します。
間取りや配置はモチロン、断熱材やサッシ、移築は現実的に試してから建てることは無理ですが、「たてもの燃費ナビ」を使うと簡単にシミュレーションすることが出来ます。
使いたい断熱材やマドに変えていくことによって、どこが弱くて何が必要か、また費用対効果が何が高いか等体験していただくことが出来ます。
今回は建物としては自立循環型住宅のモデルプランを使用しました。
まずは結果シートからです。
↓次世代
↓パッシブハウスレベル(冷房は少しNGですが・・・・)
左の円グラフ:次世代だと半分窓から熱が逃げていっていることがわかります。
真ん中のグラフ:次世代で全館冷暖房すると全体の2/3エネルギーを使用していることがわかります。また、パッシブハウスレベルだと給湯が半分になっています。
右のグラフ:使用する一次エネルギーは約1/3になっていますね。
次は光熱費
↓次世代
↓パッシブハウスレベル
総光熱費がパッシブハウスクラスになると半分以下!
ピークの8月次世代だと4万円を越すのに対し、2万円を切っています。
冬1月でも3.5万円に対し1.4万円で全館暖房できています。
次は冬のマドからの日射取得と熱損失です。
↓次世代(アルミペア)
↓パッシブハウスクラス(トリプルガラス木製サッシ)
次世代だと、(ペアガラスなので)太陽エネルギーはパッシブクラス(のトリプルガラス)よりたくさん入ってきているにもかかわらず、恐ろしくエネルギーが逃げていっています。
せっかく南面に大きなマドをとっていても、日が入らない曇りの日や夜はとても寒いハズ。
パッシブハウスレベルですと日射取得量は若干劣るものの、損失は約1/5!
まとめると↓
雰囲気ではなくキチンと見える化する。
大事なお家造り、燃費計算はしておいてバチはあたりません、というか絶対にしましょう!
しかし本当に便利なツールができてきたものです。