省エネルギー

日本では省エネの最低基準はありません。

耐震性に関しては、最低限基準をクリアしないと建築許可がおりません。

しかし、省エネに関してはそういうものはなく、もちろん罰則もありません。

 

日本にあるのは努力目標だけです。

性能評価の省エネ等級で示されます。

 

●省エネ等級4

1999年の省エネルギーの基準です。(次世代省エネルギー基準)

最高等級ですが、結構古い基準です。

 

●省エネ等級3

1993年の省エネルギーの基準です。(新省エネルギー基準)

 

●省エネ等級2

1980年の省エネルギーの基準です。(旧省エネルギー基準)

 

●省エネ等級1(基準無し)

等級2に満たないお家です。

なんと、基準はありません。

 

国のロードマップ

24年4月4日に発表された国のロードマップです。

 

2020年に向けて、ようやく大規模な建物から始まって、省エネ基準の義務化に向かっているのが

わかります。

しかしながら、求められるのは省エネ等級4程度です。

義務化は画期的なことですが、世界的にはあまり高くない基準です。

 

省エネ建築診断士

パッシブハウスジャパン公認資格の省エネ建築診断士。

5名在籍中。

 

 

 

 

 建もの燃焼ナビ ~お家燃費の見える化~

建もの燃費ナビ

使用している、燃費計算ツールです。

ドイツ・パッシブハウス研究所が20年以上かけて開発したパッシブハウス設計ツール「PHPP」の

日本語版です。

 

これを使うことによって、実際に建てる前に省エネ性能をシミュレーションできます。

また、費用対効果が高い省エネ設計を行うことが可能です。

 

また、軒の出や建物の角度、断熱材の入れ方等、他の計算ツールに比べてとても精度が高いの

も特徴です。